プロに依頼すること

人に貰ったものに一定の価値があるように、私達が、たとえそれが既に亡くなった人から受け継ぐものであっても、確かに高い価値があります。そして、生前にその人が望んでいたことを、ぜひ達成させてあげたい、と思うことでしょう。ですから私達には、記載された遺言書にしたがう必要がありますし、その義務があるのです。誰にしても、その記載された遺言書を、改ざんする権利はありません。しかし、その内容によっては、誰がどのくらい、遺産を受け継ぐかという点で、親族間でトラブルになることがあります。

そういったトラブルが一度生じてしまうと、それは特に解決が難しい問題の用に感じます。親族間だからこそ、難しい問題であると言えます。では、ことがこじれそうになった場合、どうすればよいでしょうか。自分だけで何とかしようとして、あがくでしょうか。それとも、信頼することのできるだれかに、相談することができるでしょうか。

そこで頼ることができるのが、やはり『法律のプロ』とも言える、『弁護士』です。私達は普段弁護士と関わる機会というのはほとんどありませんが、そういったまれな機会だからこそ、弁護士の力を借りることによって、解決に向かって歩むことができます。

相続される財産

例えば誰かからもらったものがあるとき、その貰ったものが本当に自分の物であるということは、誰が証明しなくても、自分がそれを持っているということ、そしてそれをくれた人がそれを証言するということによって、証明することができます。それがもし『もらった人』だけの証言であればその信憑性は不確かなものとなってしまいますが、それを実際にあげた人がくわえて証言をすることによって、そこには確かな信憑性というものが生じます。

明らかに嘘くさいと思えるようなニュースが、それに関連した本人から、それが本当であると言われたときのようなものです。これを相続という点に置き換えて考えてみる…と少し安易に思えますが、いわゆる既に亡くなっている人が残す財産というものは、その価値は法律によって守られています。

そしてそれが誰に相続されてどのような形で扱われるのか、という点が記載された、いわゆる『遺言書』のようなものは、その信頼性…いわゆる信憑性において、それを書いた本人は無くなっていますが、それをのこした本人と同等くらいの、価値と信頼性があります。そのようなものであれば、本来は改ざんすることもできないはずなのですが、なぜトラブルになってしまうのでしょうか。

「相続」と私達

誰もが家系というものを持っていますがそれらに関して意味や意義を見出しているかどうかという点は、誰もが同じではないと言えます。例えばそれらを軽視しているからといって、どうということはないことの方が多いのです。私達は誰もが家族を持っている立場とは限りませんが、もし家族を持った時のことなどを考えたことがあるかもしれません。そしてそこに至るまでには今まで築かれてきたその家系があるということに、気付くかもしれません。

そして、自分が将来家族を持つようになったら、その家系はどうなるのだろう、という点も考えることでしょう。それは全てがまだ想像上のことかもしれませんが、もし現実的に考えなければならない時が来れば、いずれは悩むことになることだからです。自分が親になって、そして子供ができて…また孫ができて…気が少し早いかもしれませんが、やはりそういったことは、想像してしまいますね。

さて、その時に、親は子供に対して何かを残してあげたい、と思うかもしれません。残すものと言っても、単に自分が大切にしている教育やその他様々な人生経験といった、役に立つのか立たないのか分からないような事柄ではなく、確実に形に残る、『遺産』などの相続物です。本来それらは残された家族への形見、ともいえるかもしれませんが、悲しいことに、それらを巡ってトラブルが発生することもあります。では、実際に『相続』という分野を巡って、どのようなトラブルが起きる可能性があるのでしょうか。